操作マニュアル(初級編)

  • 操作マニュアル(初級編) ... この文書です。最初はここから。
  • 操作マニュアル(中級編) ... 操作に慣れてきたら、次にこれを見て下さい。

i-GIS の画面

i-GIS の画面

i-GIS の画面では、上の図のように、画面の右端と上部に操作用のボタンやメニューが配置されています。

画面の下部にもいろいろとありますが、あまり使いませんので説明は割愛します。

よく使う順に紹介します。

マップ・ボタン

背景スイッチャ

右端の一番下にあるマップ・ボタンが「背景スイッチャ」です。

このボタンを押すと、下の図のように、選択できる背景の一覧が表示されます。

背景スイッチャ

選択できる背景は次の 6 種類です。

  • 背景なし
  • 国土地理院 - 淡色地図
  • 国土地理院 - 標準地図
  • 国土地理院 - 航空写真
  • Google Map
  • Google Satellite

どの背景が良いかは場合によって異なります。その時の地図の状態に応じて、見やすい背景を選んで下さい。

ズームイン/ズームアウト

「+」と「-」のボタンは、ズームインとズームアウトのためのボタンです。

ただし、この二つのボタンはあまり使いません。マウスのホィールをグリグリする方が簡単にズームイン/ズームアウトできます。

ホーム位置

上から二番目にある「ホーム」マークのボタンは、地図の表示位置とズームレベルを初期状態に戻すボタンです。

ズームイン、ズームアウト、スクロールを繰り返して、自分が今どこを見ているのか分らなくなったときに使います。

レイヤ・ツリー(レイヤ&凡例)

一番上にあるこのボタンを押すと、下の図のようなレイヤ・ツリーのパネルが表示されます。

レイヤ・ツリー

レイヤ・ツリーには色んな機能がありますが、当面は、 レイヤ名の前にあるチェック・ボックスを ON/OFF するとレイヤの表示・非表示の状態を変更出来る ということを覚えておけば、それだけで十分です。

なお、レイヤはグループ化されている場合があります。その場合、グループの表示を OFF にすると、グループ内のレイヤを ON にしても 表示されないことに留意して下さい。

また、チェック・ボックスではなく、ラジオ・ボタン(丸い選択ボタン)が表示されている場合は、グループ内で 一つしか ON に出来ないという設定になっています。

マウスによる操作

ホィール = ズームイン/ズームアウト

マウスのホィールをグリグリすると、地図をズームイン/ズームアウトすることが出来ます。

左ドラッグ = パン

左ドラッグ(左ボタンを押しながらマウスを移動)すると、パン(表示位置を移動)することが出来ます。

左クリック = 地物確認

マウスの左ボタンをクリックすると、その地点に存在する地物(地図上のオブジェクト)の情報を確認することが出来ます。

ハザードマップの地物確認

上の図は、ハザードマップで地物確認を行った結果です。

クリックした地点がマーカーで示され、その地点に存在する3つの地物が一覧表で表示されています。

そして、該当する地物は、目立つように、ピンク色のオーバーレイがかけられて、ハイライト表示されます。

一つ一つの地物の位置と形状を確認したい場合は、一覧表でその地物の上にマウスのポインタを置いて下さい。 そうすると、下の図のように、その地物だけがハイライト表示されます。

ハザードマップの地物確認(1つだけ)

上の図では、1番目の地物(急傾斜 - 警戒区域:140)だけハイライトされているのが分ります。

邪魔なレイヤを除外する方法

しかし、実際に試してみると分りますが、ハザードマップで地物確認をすると、上の二つの図のようにはなりません。 「多可町」と「集落」の地物も一緒に一覧表に上がってきて、地図上でもハイライト表示されるため、もっと見にくい図になります。

地物確認の対象から邪魔なレイヤを除外したい場合は、下の図のように、レイヤ・ツリーで、除外したいレイヤの「情報」 アイコン(青緑色のインフォメーション・アイコン)をクリックして無効化して下さい。レイヤの表示自体を OFF にしても 良いのですが、この方法なら、レイヤを表示させながら、地物確認への反応だけを抑止することが出来ます。

地物確認の無効化

右クリック = 位置確認

マヌスの右ボタンをクリックすると、その地点の位置情報を確認することが出来ます。

位置確認

通常、次の3項目が表示されます。

  • WGS 84 / Pseudo Mercator
  • WGS 84 ... 経度と緯度
  • 標高 ... m

最初の項目、"WGS 84 / Pseudo Mercato" は、地図の内部的な座標系による値です。無視して構いません。

標高は、地図が扱っている地域から大きく外に出ると、データが準備されていないために、表示されなくなります。

メニュー

画面右上の「地図 & ツール」をクリックすると、下の図のようにメニューが開きます。

メニュー

テーマ・スイッチャ

メニューの一番上にある「テーマ」をクリックすると、下の図のようなテーマ・スイッチャが表示されます。

テーマ・スイッチャ

サムネールで表示されているテーマ(地図)をクリックすると、そのテーマ(地図)に切り替わります。

レイヤ・ツリー(レイヤ&凡例)

メニューの二番目の「レイヤ&凡例」をクリックすると、既に説明したレイヤ・ツリーのパネルが開きます。

レイヤ・ツリーはマップ・ボタンから開いても、メニューから開いても、同じ動きをします。

凡例

メニューの三番目の「凡例」をクリックすると、下の図のような凡例のパネルが開きます。

凡例

ここまで操作を覚えれば、i-GIS を自由に使って仕事をする(遊ぶ?)ことが出来るようになります。 まだまだ色んな機能がありますが、それらの機能を使う頻度は、ここまでの分に比べると10分の1以下になるでしょう。

興味が湧いたときに、操作マニュアル(中級編) を参照しながら、使ったことの無い機能で 遊んでみて下さい。

スマートフォン、タブレット

スマートフォン、タブレットなどのモバイル端末では、i-GIS の画面は下の図のようになります。

モバイル

画面上部にツールバーはありません。そしてマップ・ボタンの数が少なくなっています。

メニュー

しかし、メニューを開けば、デスクトップで使える機能は全て使う事が出来ます。

ピンチ操作 = ズームイン/ズームアウト

マップ・ボタンに「+」と「-」のボタンがありません。では、どうやってズームインとズームアウトをするかというと、 スマートフォンで画面を拡大/縮小りするときによく使うピンチ操作をここでも使います。

現在位置表示

デスクトップの i-GIS には無いマップ・ボタンがあります。

これは、モバイル・デバイスの GPS 機能を利用して、現在位置を地図上に表示するためのものです。

このボタンを押すと、「"gis.isarigami.net" であなたの位置情報を利用しようとしています」という通知がポップアップ表示されます。 「許可」を選択すると、モバイル・デバイスの GPS 機能を利用して、正確な現在の位置を地図上に表示することが出来るようになります。

現在位置表示

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